第26回大江戸ワープの実施内容
下記のとおり開催しました

「多摩森林科学園および日本100名城八王子城址を訪ねる」
〜多摩森林科学園内には日本全国の250種類の桜が植えられています〜
  〜市名の由来となった八王子城は、近年発掘調査が進められ、
安土桃山時代の影響を受けた山城として注目されています〜


平成26年4月15日(火)参加者21名中、2名が当日欠席の連絡あり、JR高尾駅北口10時に19名が揃いました。天候は晴れで絶好の行楽日となり、多くのグループで賑わっていました。停車していたバスにすぐに乗ることができ、数分で森林科学園前につきました。桜のスポットと知られている科学園には平日でも多くの人々が訪れていました。


桜の時期、園内は一方通行のため順路に従って山奥へと進むと、眼前に満開の桜林が現れます。桜の間に沿って山の中腹を登って尾根の上にでると、遠方に八王子市街が展望できます。
桜以外にも山吹や花桃なども満開で楽しませてくれます。また、山野草の道脇に見られ、2時間弱、約4〜5kmのハイキングとなりました。
早く戻って来た人は園の展示場やベンチで休憩し、集合時間12時15分に全員揃い、森林科学園前からバスで霊園前で移動しました。




霊園前に12時30分に着き、ここから八王子城址へ向けて歩きます。八王子霊園南入口の側に北条氏照ゆかりの宗閑寺があります。当時は城代横地監物の屋敷地であり横地堤があり八王子城域の入口になります。このあたりが根小屋地区といわれ、城に詰める人々の住居(寝小屋)があった場所です。さらに先に進むと北条氏照の墓の表示板がありますが寄らずに先に進み、バス停から30分程度歩いて「八王子城址ガイダンス施設」に着きました。ここで配達を依頼していた「地雷也」の「天むす」弁当で遅い昼食を頂きました。
13時30分にお願いしていたボランティアのガイドさんに従い、ガイダンス施設の園内を通り御主殿跡へ向かいます。途中、園内に八王子城址を俯瞰できる野外模型で全体像の説明、ボランティアが詰めている管理棟の前にある説明板で北条5第の家系の説明があり、城山川沿いの林道に沿って川上に向います。


川を渡って大手門跡(発掘後埋め戻されている)から古道を通って「曳き橋」へと向かいますが、曳き橋が、復元後20年程経っていることから橋げたがずれ通行禁止のため林道を進み御主殿の滝から御主殿跡に向かいます。
林道は明治以降に造られたものです。右手の土塁には石垣の跡が残っており、曲輪跡は寺の私有地で無人の観音堂や石佛が散見されます。また、途中の河原には二輪草が自生していました。道の先に「曳き橋」が見えます。


御主殿曲輪虎口の復元された石垣を右手に見て曳き橋の下を潜った先に御主殿の滝があります。滝といっても水量少なく、落城時多くの女・子供が身投げし、城山川が三日間血で赤く染まったという伝説が疑われます。
林道から発掘の為に造られた車道を通り御主殿曲輪に入ります。御主殿跡の復元された礎石(本物は発掘後埋め戻されている)および会所の床の復元が行われています。会所の北側に庭跡があるが復元工事中に発掘した結果、


従来枯山水とされていたのが池であったことが判明しました。池に面して茶室もあり、会所の西側からは多量の陶磁器やガラス製品が出土し後北条家の隆盛を示すとともに八王子城が戦いの為のみに造られたものでないことを示しています。
御主殿曲輪の西奥に本丸に通じている険しい殿の道があります。東側には虎口の木戸があり、石段を降りると曳き橋があり城山川を渡って大手道に出ます。城山川側には高い土塁が築かれて防


備されています。大手道は高貴な人々が通る正門に対して家臣たちが通る台所門が東奥にあります。
虎口の石段で記念写真を撮りました。急峻な石段で途中に楼門が造られていたそうです。なお、これらの施設は発掘調査をもとに見学者に分かりやすくするために造られたそうです。
曳き橋が渡れないために元来た道を戻りました。ガイドさんとは管理棟前でわかれ、ガイダンス施設で解散としました。途中、一部の方は北条氏照の墓に


寄りましたが、霊園前でバスに乗り高尾駅に4時頃に着きました。


散策コース地図

開催案内